弥勒 如来 A BEAUTIFUL BUDDHA
こんにちはsinoです。
この記事は、「誰が書くねん Advent Calendar 2022 - Adventar」5日目の記事です。"書くねん"と"隔年"がかかっているそうです。
前日:『なぜ『ひろがるスカイ!プリキュア』の発表が(オタクにとって)不意打ち気味だったのか』
ちなみに去年の僕の記事:『ぼくの手は、虚空』
さて、毎度記事のネタに頭を捻っているのですが、面白いものが思いつかなかったので、今年読んだ本のうち面白かったものをいくつか紹介しようと思います。18禁もあるのでお気を付けて。
今年と言いながらちゃんと読書を再開したのが6月なので、大体半年分ですね。さっきざっと数えたら小説で100冊弱くらいでした。ちなみに順不同で、並びに意図はありません。
◆『少女ノイズ』(三雲 岳斗)
ダウナー系の高校生・斎宮瞑に世界はどう見えているのか。
ちょっと暗めの独特な空気感がすき。
著者は『ストライク・ザ・ブラッド』とかを書いている人。
◆『午前零時のサンドリヨン』『ロートケプシェン、こっちにおいで』(相沢 沙呼)
マジックが得意な少女・酉乃初と、普通の高校生・須川くんの恋のお話。
青春って感じで僕には苦しい。
◆『アネハメ 俺の初恋が実姉なわけがない』(懺悔)
これ読んだの今年じゃない気がする。
実姉とのインモラル性生活。
今まで読んだ美少女文庫で一番淫靡だった。
◆『ハーモニー』(伊藤 計劃)
言わずと知れた作品。少女たちが織りなすユートピアへの旋律。
まだアニメを見られてないです。
◆『龍に恋う 贄の乙女の幸福な身の上 』(道草 家守)
薄幸の少女と龍の青年の浪漫綺譚。
女性向け作品のひたむきなヒロイン好き。
◆『マルドゥック・スクランブル』(冲方 丁)
有名SFその2。
数奇な運命で、全てを感覚する能力を得ることになった少女が、つかみ取る未来と解き解す過去。
前日譚的な『マルドゥック・ヴェロシティ』を読むとまた物語が違って見える。
◆『龍殺しのブリュンヒルド』(東崎 惟子)
竜と人間の狭間に揺蕩う少女の愛と復讐の物語。
ライトノベルでこの作品強度はなかなか見かけない。
◆『なめらかな世界と、その敵』(伴名 練)
時間を空間を、様々な軸を超えて描かれる空想集。
きっと、ひとつは気に入るお話があると思う。
◆『恋に至る病』(斜線堂 有紀)
愛憎渦巻く美憐のサスペンス。
後味の悪さと、すっきりした読後感の渾然一体。
◆『Garden』(黒ノ樹)
高嶺の花達が性奴隷に墜ちる、淫欲の極地!(帯キャッチ)
えっちの叡智。おっきなおっぱいがいっぱい。
◆『悲鳴伝』(西尾 維新)
西尾維新が描く、どこにでもいるような少年の英雄譚。
ノベルス版を読んだのは十年以上前ですが、文庫版を読んだので。
◆『楽園追放2.0 楽園残響 ―Godspeed You―』(大樹 連司)
東映×ニトロプラスのアニメ映画『楽園追放』のアフターストーリー。
お話としては追放よりこっちの方が好きですが、この展開を認めたくない層もいそう。
『スワロウテイル』(籘真 千歳)
シリーズ4作全部を通しての選出。
精一杯生きる人工妖精の、麗しく切ないストーリー。
◆『虎は龍をまだ喰べない。』(一七八 ハチ)
虎と龍の異類旅譚。その旅路の終着地に相互理解はあるのか。
著者の溢れるフェチシズムを感じられる。
◆『掏摸』(中村 文則)
掏摸が生業の男が巨悪に触れ翻弄されていく断片。
不快感すら覚える生々しい質感が、文章の先にちらつく。
◆『この恋に気づいて』(だにまる)
新時代を彩る至上の美少女体験(帯キャッチ)
瞳が綺麗な絵はえっち。
◆『ゲームの王国』(小川 哲)
クメール・ルージュ時代のカンボジアを舞台にした、不条理と因縁と理想と。
目を背けたくなる苦しい世界に、それでも引き込む何かがある。
◆『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』(小川 一水)
少女と少女の、世界への叛逆を宣言する宇宙ランデヴー。
独自の用語の未知満ち満ちる世界を確かに感じられる筆力。
以上です。
P.S.