2023作成デッキ選手権inデュエマ 終わってる猫のデッキ
この記事では、2023年に作成したデュエマのデッキの中から、良かった物と終わってた物について解説します。
昔デュエマ触ってたくらいでも雰囲気が伝わるように書こうと思うので、現役勢には冗長になるかもしれませんが、適宜読み飛ばしてください。
なお、筆者はエンジョイ勢なので、競技性の高い内容ではございません。
※書き終わってみたら、ある程度デュエマの知識がないときつい内容だと思いました。
効果が分からないとどうしてもね……。一応、都度正式名称表記をいれているので、気になる人は検索してください。
2023年デュエマ環境について
デッキを組む上で最低限環境と戦える必要があるので、前提知識として少し解説します。
デュエマは夏と冬に制限改定で1枚しか使えなくなる殿堂入りや、禁止となるプレミアム殿堂が施行されるので、そのタイミングで大きく環境が変わります。
大体夏を境に上期、下期で分かれるイメージで大丈夫です。
20年の歴史でパワーがバグっているカードはいっぱいありますが、ここではゲームを終わらせる4枚のカードを紹介します。
《絶望神サガ》
まず上期限定ですが、環境を圧倒的に支配していたのは《絶望神サガ》でした。
デュエマ史においても異質なカードで、同じカード2枚でループ可能で、最速3ターン目にゲームが終わります。↓全国大会で先攻3キルしている様子。
ループ条件はサガ2枚と墓地にクリーチャーが3枚だけなので、《エマージェンシー・タイフーン》を撃たれるともう王手をかけられています。(ちなみに令和のデュエマはエマジェに身体がついてます。)
よって永続して相手の墓地にさわれたり、蘇生メタや召喚制限などでループを阻害出来ないデッキは、勝負の場に立つ権利がありませんでした。
(同じかそれ以上の速度でキルしにいくアプローチもあります。)
夏の規制で規制されるまで猛威を振るい続けました。誰が産めと頼んだ。
一般通過レオポル・ディーネ公
サガ以外の特筆すべきカードとして《超新羅星アポロヌス・ドラゲリオン》、《CRYMAXジャオウガ》、《超戦龍覇モルトNEXT》がいます。これらは未だ現役です。
《超新羅星アポロヌス・ドラゲリオン》
《超新羅星アポロヌス・ドラゲリオン》は3キルデッキで、サガとじゃんけんゲーをしたりしてました。
子供の頃にデュエマをやっていた人ならピンとくるように、《超新羅アポロヌス・ドラゲリオン》のリメイクカードで、デュエプレのアポロのさらに未来の性能といった感じです。
イラストの頭の部分に元のアポロがくっついているらしいです。
(元アポロが惑星のスケールなので、こいつはグレンラガンくらいでかい。)
3コストのとあるクリーチャーから、ノーコストで進化して、相手のシールドを全部たたき割ってそのままダイレクトアタックを決めてきます。
よって、シールド5枚(あるいは他の手段)でアポロを止められないデッキも戦えるとは言えません。
《CRYMAXジャオウガ》
《CRYMAXジャオウガ》は、テキスト通りですが、何枚盾があろうと3枚の勝負に持ち込んでくる、除去とハンデス付きの実質スピード・アタッカーのT・ブレイカーなので、もう1体クリーチャーがいればリーサルを狙えます。
デッキ単位でみるとゲームレンジを使い分けられるカードで、最速4キルからコントロール勝負まで幅広く対応してきます。
上記2名に比べると理不尽度が低いように見えますが、現環境のtop tierなので、アポロよりやばいと言えるかもしれません。
ちなみに、公式の画像検索に出てくる↑の画像では、枠のレイヤー表示が間違ってます。さらに言うと、wikiでは現物を見たこと無いであろう編集者が、実際のカードでもそうなっていると書いている。1枚1万円くらいするから仕方ないね。
《超戦龍覇モルトNEXT》
《超戦龍覇モルトNEXT》もヤバスギルスキルなカードで、デッキの30枚くらいが強いドラゴンたちで構成されていて、1回で3人分くらい殺しに来るデッキです。こいつも最速3キル。
ドラグハートの説明がややこしいので詳細は割愛しますが、状況に応じて、世界を終わらせる能力を含む8つくらいの中から、好きなものを選べると読み替えてもらっていいです。
去年に構築済みデッキが発売されたので、ユーザーが多いです。そのままでも色んな人が頑張って組んだデッキたちより強いので、新しく始めたい人がいたらおすすめします。
Amazon.co.jp: タカラトミー(TAKARA TOMY) デュエル・マスターズ TCG DM22-BD1 レジェンドスーパーデッキ 龍覇爆炎 : おもちゃ
もう10年くらい前のカードのパワーが、今でもぶっちぎってるって何なんだ?
sinoのデッキ構築信条
デッキを構築する上で、上記のカードに対応できることはもちろん、私が個人的に意識している事が2つ(+1つ)あります。(環境やデッキタイプにもよるので、絶対条件ではないです。)
例で出すカードは、昔のデュエマだけを知っている人向けに選んでいるので、環境プレイヤーは適宜読み替えてください。
①受けを単一のカードタイプ及び能力に依存しない
ゲームレンジを後ろに寄せた、コントロール系のデッキを好んでいるので、受けは常に意識しています。
カードタイプとはクリーチャー、呪文、クロスギアなどの分類を指します。
受けの能力とは、シールド・トリガー、ニンジャ・ストライクなどを指します。
この要素をいずれかだけに頼るとどうなるかというと、例えばクリーチャーの《光牙忍ハヤブサマル》と《アクア・サーファー》だけだと、《聖鎧亜キング・アルカディアス》に手も足も出ません。
(キンアルは、クリーチャーが出ることなく墓地に置かせます。)
逆に《ヘブンズ・ゲート》と《デーモン・ハンド》のみに頼ったデッキを組むと、呪文封じの《光神龍スペル・デル・フィン》で即死します。
こういうクソコラ作ってみたかった。
能力レイヤーで封じられることは珍しいので、こちらの優先度は下がりますが、一応シールド・トリガー単位で封殺する《無双恐皇ガラムタ》などがいます。
よって、いくつかの受けの手段を搭載することで、安易な詰み盤面にしづらくしています。(デッキ紹介の際に補足で「こういう受けが入っているよ」と記載しておきます。)
ベストは、環境で飛んで来うるラブ+ダンテによる、7コスト以下のクリーチャーの召喚と呪文を止められた状況でも詰まないデッキですが、これが難しい。こっちがやるのは楽しい。
こいつらノーコストで出てくるんですよ。
また、盤面に置いておけるブロッカーも受けとして機能しますが、後から規制されない代わりに除去を当てられるので、一長一短ですね。
②デザイナーズコンボデッキやテンプレデッキは組まない(組むときもある)
デザイナーズコンボというのは、制作者が意図してコンボとして作った複数のカード群を指します。(ポケカでいうルギアとアーケオス、ロストパッケージみたいな。)
テンプレデッキは文字通りテンプレート構築で流行っているデッキですね。
私は天邪鬼で、誰かの掌の上が嫌いなので避け気味なだけです。みんなと右にならえしてもおもんないじゃん。対策もされやすいしね。
③4枚しか入れていないカードは引けない
はい。引けません。ないものとして構築・プレイしましょう。
長い前置きも終わりまして、次から今年組んだデッキの紹介です!
ビクトリーでベストだったデッキ
『黒ガイアッシュ覇道剣』
『ドギラゴン剣解禁祭』で使っていたデッキです。初っぱなから特殊レギュレーションのデッキを出すな。
バスターが4枚使えるということで、ウキウキで《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》などを入れたバスターに勝てるバスターを持ち込んだところ、全然バスター使ってるプレイヤーがいなくて悲しかったです。(「殿堂入りのバスターを4枚も持っていない」と言われててカルチャーショックを受けた。)
そのため、幅広く対応出来るバスターに組み替えたものが画像のデッキ。
レギュレーションがオリジナルのため、《勝利のアパッチ・ウララー》のように、バスターを出すだけで安易に6点たたき込めうるカードが《王来英雄 モモキングRX》から更に展開くらいしかなく(《DORRRIN・ヴォルケノン》とかもいるけど)、そのミッドレンジな動きが現代デュエマにおいて勝てるのかというとそんなに甘くはない。(アパッチなら勝てるとは言ってない。)
なので、一度《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》から面を取りつつ《流星のガイアッシュ・カイザー》を立て盤面を作って、隙を見て決めに行くという方針が基本。恐らく、オリジナルでバスターに向き合うと大体この考えになると思う。
決めに行く際のイメージとしては、ガイアッシュ+《勝利龍装 クラッシュ”覇道”》で、覇道を走らせながら、二の矢でバスターを叩き付け、ファイナル革命で更に押し込む(ベストはジャスト・ダイバーの《龍素記号wDサイクルペディア》)。
これだとジャスキルなので、出来ればもう数打点横に欲しいと思ったので、打点形成+受けとしてペディア+《ブレイン・スラッシュ》のパッケージも採用してみた。
(なぜかペディアの登場時墓地詠唱が3以下だと思って、《どんどん吸い込むナウ》を唱えなかった試合があったような気がする。)
使ってみた感想としては、結構プレイングが難しく、一手間違えるだけで負けになる対面もいくつかあった。(少なくともこのデッキのバスターは、)例えば、黒緑アビスの《邪幽ジャガイスト》からの超展開みたいな、激やば理不尽ムーブを内蔵していないので、数ターン先のお互いの動きを見続けないといけない印象でした。藤井聡太八冠が使えば多分勝てる。
今リストを見返して思った事としては、最初に組んだ龍軸の構築に引っ張られて《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》を採用してるけど、多色も多いし《終末の監視者 ジ・ウォッチ》の方がいい気がします。《時の法皇ミラダンテⅩⅡ》は覇道と相性良くて、引けば勝ちが決まる試合もあるんだけど、ファイナル革命が食い合うので扱いが難しかったね。
アドバンスで開催するべきだったという意見もあるけど、それはそれでモルネクにバスターが入ってるだけの、しょうもなデッキ大戦になるだけなのが目に見えているので難しいね。
何にせよ、貴重な体験で面白いイベントでした。
また、別のやつ解禁してやってほしいね。ミッツァイル、キリコ、ボルバル、武神、ネイチャーあたりは楽しそう。
『超越オーケストラ』
画像作ってから金のマントラ2枚目買った。
今さらですが、画像のカードのバージョンは、基本的には実際のデッキに準拠しています。
《愛の無限オーケストラ》のデッキ自体は復帰した頃からずっと組んでいるので、厳密に今年組んだデッキと言えるかは微妙ですが、今年のカードでかなり動きが変わったので選出。《超越男》も再録されたしね。
2023年の要素としては、《Disコットン&Disケラサス》の登場で、5色カードが1枚落ちるとしても無理矢理マナを伸ばせるようになって、動きやすさが格段に上がったことと、超越男の外付けオプションに《聖カオスマントラ》が配られたこと。そして、《邪帝斧デッドアックス》の登場ですね。
今までの変遷は↓から見れます。(超天篇頃のオーケストラからループさせようとしてる構築が一番おもろい。王来篇の頃はだいぶ迷走して弱そう。)
リストで見るとちょっと初動を厚く取り過ぎの様にも見えるけど、多色が多すぎるのでこんなもんかなという経験則。
あとは《黒神龍ブライゼナーガ》もご都合カードなので迷う枠ですね。現環境だと《情熱英雄モモキング》が通りが良くていいので差し替えてもいいかも。
現代デュエマは、オーケストラを着地させるのをなかなか許してくれないので、《天災デドダム》で捨てたり、パラレル組のコストになりがちですが、6試合に1回くらいは隙を見つけて降臨させている。とりあえず墓地に置いておけば、《Mの悪魔龍リンネビーナス》から蘇生出来ます。
イチオシのカードは《仙界一の天才ミロク》で、デッドアックスの登場により、単体からデッドアックス→《将龍剣ガイアール》→《邪帝遺跡ボアロパゴス》or《始まりの龍装具ビギニング・スタート》(エンド時龍解)の超展開はもちろん、エスケープ持ちの超越男に《銀河剣ガイハート》を付けたり、《蒼き団長ドギラゴン剣》に《邪帝斧ボアロアックス》を咥えさせたり、《熱血星龍ガイギンガ》に《将龍剣ガイアール》を持たせたりと、状況に応じて滅茶苦茶できてとてもエキサイティング。(カラーパイの概念はどこに行った。)
同じ色の《頂上連結ロッゾ・ゾージア5th》に変えてオリジナルで使う時もあるんだけど、たった1種の差で全く別のデッキです。あらゆる面で次元が2つくらい違う。
見た目以上に受けが堅いデッキで、《Dの牢閣メメント守神宮》が貼れると、異次元の耐久力を見せる。そのため、メメントが手札に来たときは、デドダムを出すことより優先して貼りに行くプレイをすることも多々。
つらつらと語りましたが、実際に動きを見ないと分からないタイプのデッキなので、気になった人は好みにチューンして回してみてね。
受けカード
《地龍神の魔陣》:ガードストライク(1体のアタックを止める)
《Dの牢閣メメント守神宮》:ほぼ止められないフィールドトリガー
(効果はブロッカー付与のため、受けとしては盤面にクリーチャーを要求)
《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》:条件付きクリーチャートリガー
《どんどん水撒くナウ》《どんどん火吹くナウ》:呪文トリガー
《怒流牙サイゾウミスト》:召喚する受けクリーチャー
《聖カオスマントラ》:召喚ではない受けクリーチャー
《超越男》:あらゆる手段で召喚できるクリーチャー
《百鬼の邪王門》:トリガーでない受け呪文 光らせたい
『ネクラカオスマントラ天門』
(採用枚数の都合で、どう並べても気持ち悪いリストになる……。)
これは上期に組んだデッキなので、サガ対策として《とこしえの超人》、《空間型無限収納ストラトバッグ》が採用されています。
ストラトバッグはサガが消えてからは1枚削りましたが、《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》や《砕慄接続グレイトフル・ベン》、《CRYMAXジャオウガ》ともシナジーがあるので、テキストをフル活用できてます。
このデッキのアピールポイントは、一例として上記のかみ合いもそうですが、他にも
・ベンでシノビ組がマナからニンジャ・ストライク出来るようになる。
・とこしえ下で《斬隠オロチ》が確定除去に。
・《水雲の聖沌 5u170n》(スイトン)がトリガー後に、《聖カオスマントラ》のタネになる。
・スイトンのタップ効果で、とこしえで小型を取ったり、ジャオウガが面を殴りに行く最強カードに。
・ジャオウガで盾が減っても、《Disゾロスター》やEXライフで復帰可能。
・ジャオウガで盾を焼いた際に、《冥界を統べる新月のハーデス》で盤面を消し炭に出来る。
・ベンによってハーデスがマナ送り耐性も得る(バウンスは再召喚できる)ので、場持ちが半端ではなくなる。
・ベンから出せるディスタスがオラクルを持っているので、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》がアンタッチャブル化。
など奇跡のようなあらゆる噛み合いを見せています。
デッキの動きとしては、相手に応じて妨害やハンデスを合わせながらベンを着地させ、そこからはマナがリソースになるのでコントロールしきるという流れです。
ベンが立てられないとお話にならないので、《ディメンション・ゲート》を採用して、実質6枚体制にしています。ディメゲはそれ以外にも、序盤にマナ色を引っ張ってくる、シノビサーチで実質受けトリガー、ジャオウガやハードコアといったフィニッシャーサーチなど、どの場面でも強く使えるようになっています。
手札が増えるカードがほとんどないので、ベンが立つまでのリソース管理がかなりシビアですが(とこしえの召喚をギリギリまで引っ張るといったプレイングも必要)、そこも含めて非常に楽しいデッキに仕上がりました。
ちなみに、外部ゾーンを多分に活用はするものの、とりあえず置いとけセットなので、オリジナルレギュレーションにも対応してます。
受けカード
《とこしえの超人》:ガードストライク(1体のアタックを止める)
《ヘブンズ・ゲート》:クリーチャーを出す呪文トリガー
《水雲の聖沌 5u170n》:クリーチャーを出すクリーチャートリガー
《斬隠オロチ》《怒流牙サイゾウミスト》:召喚する受けクリーチャー
《聖カオスマントラ》:召喚ではない受けクリーチャー
※唯一の呪文トリガーの《ヘブンズ・ゲート》が、実質的にクリーチャーで受けるカードのため、キンアルのようなクリーチャーを出すことを咎める能力相手には即死の恐れがあります。
なお、現環境で使われるそのテキスト類いを持っているカードは、殿堂入りの《単騎連射マグナム》くらいのため許容しています。
終わってたねこのデッキ
お楽しみコーナー。他人の不幸は美味しいらしい。
去年から今年にかけての新カードの傾向として、『メクレイド』を代表とする種族フィーチャーが強かったため、どうしてもデザイナーズなデッキになりがちでした。
『魔覇革命』で多色化したとはいえ、単色で種族も指定されたら、同じようなデッキになっちゃうのよ……。
ということで、なんとか切り口を見つけて独自性のあるデッキを組もうとしたのですが、なぜみんな似たようなデッキになるのかというと、そうやって使った方が強いからですね。苦労して劣化デッキを作る気持ちはどうだと思いますか?
『トリーヴァジャイアント』
なんかさっきから似たようなカードが多いな。さてはこいつ構築の引き出しが少ないな?
《チアスカーレット アカネ》のやっていることはインチキだなと思っていて、その上、革命チェンジでセルフアタックキャンセルが出来るようになったので、使ってみたかったのが構築の切っ掛けです。
よって、それらのパッケージから構築を考えつつ、面白要素を探した結果、
・《怒流牙サイゾウミスト》《終の怒流牙ドルゲユキムラ》の受けと攻めの要素に、さらに《聖カオスマントラ》をピックアップ。
・《とこしえの超人》や《アシスター・サイネリア》といった高パワーのシステムクリーチャーに、《Dの牢閣メメント守神宮》でブロッカーの役割を付与。
・《五番龍レイクポーチャーParZero》(と《銀河龍ゴルファンタジスタ》)から《時の法皇ミラダンテⅩⅡ》ルートも追加。
といった、光を入れることによる、いくつかのアイディアを組み込みました。
=====ここから酷評=====
デュエマフェスで0-3したよ。阿呆がよ。
まず、デッキとしての方針がブレブレで終わってるね。
革命チェンジというギミック上殴っていくべきなのに、中途半端にコントロールしようとして何も生んでない人になってる。youは何しにバトルゾーンに?
初動もサイネリアしかないし、サイネリアから繋がるカードも《運命の親衛隊シウバ》だけで、繋げてもどうにもならないし、光を詰んだせいで多色を逃がせるタイミングがないね(怒)
初動が終わってるせいで、サイゾウミストも出せないし、その時点でデッキの1/10がブランクカードと変わんない。もう怒怒怒サイゾウミストって感じ。
スカーレットアカネからメクレイドして強いやつもいないし、手段と目的をはき違えてるよ?「生まれる前からやりなおしたら?」(2体バウンス)
あと、お前、1000円くらいするアカネを間違って5枚買うな。
=====ここまで酷評=====
はい、というわけで、ジャイアントデッキを組むなら安易に思いつく構築でいいと思いました。また、話題の《同期の妖精》はジャイアントなので入れた方が良いと思います。
誘惑に負けて《無双龍聖ジオ・マスターチャ》なんて入れちゃう輩が多いんだよ。ダメだよぉ。バスターダンテ振り切ってテンプレだ。
マスターチャの種族はなんだぁ?(アポロニア・ドラゴン,アース・ドラゴン)だ。
メクレイドから出ねえよぉぉ!
『シータマジックアウトレイジ』
GR召喚出来る呪文を唱えれば、それだけで《Kl'avia Mondo》の条件を達成でき、ついでにそれがトリガーなら相手のターンでもメクレイドできると思ったのが構築のスタートライン。
よって、《すご腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》と《超GRチャージャー》を採用。別の条件達成アプローチとして《歌舞音愛 ヒメカット/♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》も入れることに。
そこに、マジック・アウトレイジを組み込むことで、前のめりなデッキを目指した。
=====ここから酷評=====
【GRを弱く使う選手権】【カツキングを弱く使う選手権】【VT無駄遣い選手権】堂々三冠!
ちなみにGRは、画像作る際に《暗黒の騎士ザガーンGR》を採用して、少しましにしておいた。元々の枠は覚えてない。
「アウトレイジだから~」と入れた《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》も余りに弱すぎる、革命チェンジさせろ。
《飛翔龍5000VT》は単体で強いから、特に文句はないんだけど、デッキが弱すぎるので『カードゲーマーに衣装』って感じ。このデッキを組むためにVTを初日に1700円/枚で買えたのだけは良かった。
コンセプトのモンドについては、出したターンにメクレイド出来ないのが痛すぎる。このデッキがデッキたり得るのは、3t《フェアリー・ギフト》からモンド出して《Kl'avia Tune》捲ったときだけだった。
基本的に1ターンに1アクションしか出来ないんだけど、そのアクションが微少アドバンテージしか生み出さないから、除去ボルバルの時代を彷彿とさせるデッキだった。
ピンの《怒爵電融 バロンブリック》が何よりこのデッキを象徴していて、「なんか噛み合いそうだから、色基盤として1枚刺しとくか~」ってCUCのディスペクターを入れているデッキは弱い。慈悲はない。
=====ここまで酷評=====
ギフト→モンドはかなり楽しいので、ギフトが帰ってきたらデッキになるかもしれないです。
他のアプローチとしては、モンドのコマンドを活用するとか……?多分バロンブリック入れるよりかは《轟く革命レッドギラゾーン》入れた方が強いとは思う。合わせて《奇天烈シャッフ》とか。
ジャイアントよりかはまだ味がするデッキなので、(VTのパワーに抱っこしてもらって)知恵を絞れば戦えるデッキに生まれ変わる可能性はありそう。さっきのジャイアントが犬系彼女くらい虚無だとしたら、こっちはそこらのメンヘラ彼女くらいのスペックはある。
とりあえずカツキングは抜きましょう。魔覇革命で赤いマジックが出たので、それを吟味するのもいいですね。
~追記~
魔覇革命のプールも踏まえて組み直してみました。4cマグナとがっちゃんこした感じですね。
使ってみた感想としては、カクメイジンとVTが滅茶苦茶強いなと思いました。モンドはいらないかな……。
初動が薄くなっているので、その辺踏まえてガチで構築したバージョンも載せておきます。コンセプトからデッキを組んで、コンセプトが抜けたらデッキの完成です。
色々試してみて、モンドを強く使おうと思うと、青単ぎみに組んで、《人気魚/♪大空の ムーンサルト やや斜め》と組み合わせる事が必須な気がします。シャッフや《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙がえる ラッキーナンバー ここにあり》で足止めしつつアドバンテージを稼いで、《超奇天烈ギャブル》なんかも絡めながらレッドギラで決める構築が良さそうです。
こうなると自分の好みではなくなってくるので、ちゃんとした構築までは考えないです。ままならないね。
『リースモモキング』
(《メガ・マナロック・ドラゴン》入れてた気がする。)
これは、GP2023のために組んでみたデッキ。面構えは強そう。
流石に普段のフェスなどと違って真剣勝負の大型大会なので、環境に勝てるデッキをと組んだらしい。
当時の感覚として、『サガ』『マグナ』が強そうだなと思っていて、そこをメタりつつパワーが高めだったり理不尽ムーヴを搭載しているデッキを探していた。GP前はそこまで『モルネク』がやばいとは(情報として表向きには)思われていなかったような覚えがあります。
《モモキング-旅丸-》《アルカディアス・モモキング》《キャンベロ 〈レッゾ.star〉》とサガに対する殺意は感じるものの、多分これでも勝ち越せないんじゃないかなぁ。
なんか酷評を書くのも面倒なくらいしょうもないデッキなのでコマッタ。
今回の件からお前が得るべき教訓は、対策を始点に思考を進めた時点で己が負けが決まっている、だ。
ちなみに本番では、愛用している『5cモルト』を使いました。2戦目の『赤青アポロ』にプレミで負けたことが未だに喉に刺さっている。
凄く強そうなリストだね。
ということで、1万文字を超えていたのでこの辺で終わります。
ここまでのお付き合いありがとうございました。