高専就活零龍ギャスカ アドバンテージは捨てていけ

記事を書こうとして兄にお金貸してること思い出しました。まあ諦めているのでええや。

本題、この記事は『誰か書け Advent calendar』90日目の記事です。

私は、高専生にしては珍しく、一度推薦面接のアドバンテージを捨てて、一般面接の魔境に飛び込みました。
時期的に4年生の就活が始まる(始まってる)と思うので、そういう選択肢もあるんだという点等、なにか参考になればと思います。
(タイトルはデュエマネタです。デュエマのルール分かる人なら、これ読み終わった後に『零龍ギャスカ』とか『ゼーロンギャスカ』とかで検索して動画や記事見てもらえれば、なんとなく意味が分かると思います。)

※いつもの私の文章は、自分自身が揚げ足を取るのが好きなので、翻って揚げ足を取られないように例外処理をする嫌いがあって読みづらいので、今回は読みやすさを優先してみたいと思います。


書いてたらだらだら長くなったので伝えたいことだけ先書いときます。
・免許は4年のうちに取れ。
・勉強はしとけ。
・自己肯定感は程よく高い方が良い。
・集団面接で長々語ってるやつは落ちる。
・本気かどうかは態度でバレる。
・必ずしも推薦面接にこだわるのではなく、一度一般も含めて検討してみてほしい。
高専生で一般窓口で面接受けてると、恐らく「珍しいね。他の企業も受けてるの?」みたいなこと聞かれますが、「御社が一番で他は検討中です!」みたいなこと言っときましょう。正直に答えていいことないです。
・上に関連して、面接で重要なのはハッタリです。例えば、週n日1時間練習したのを、「毎日3時間練習しました!」って言ってもバレないので盛っていきましょう。0から嘘憑くのはかなり慣れてないときついので辞めとくのが無難です。相手の専門外の専門分野を凄いことやってるように言うのも効果的だった印象があります。まあ、これも相手も見極めて使わないと諸刃の剣。
・敬語とかマナーとかは最低限しか見られないので、そんなところで必要以上に萎縮するのは無駄です。実際私はエントリーシートに御社(曰く文字だと貴社が適切らしい)と書いたり、ロレックス着けていったり、座ってからジャケットのボタン外さなかったり、めっちゃとか言いながら喋ったけど受かりました。まあ、「あ、こいつノック2回しかしてないやんけ、トイレノックやぞ、はいお祈り~」みたいな企業は録でもないと思うので、そういう意味でも気にするな。(礼節が必要でないということでは断じてないです。マナーに関しても私は大概馬鹿らしいと思っていますが、それを重んじてる目上の人間がごまんといる以上、知ってて損することはないです。例えば、中華料理の円卓は時計回りに回すとか知ってるとなんか面白いですしね。)


さて、まず、進路決定に当たって、進学か就職かという選択がありますが、私はそんなに勉強に情熱を注げない人間だったので、モラトリアムの延長がためだけに進学したくないなという後ろ向きな理由で就職を選択しました。

次に、就職先ですが、学校で学んでいること(電子工学)は嫌いではないですが、それをこれから40年も続けていくビジョンが見えませんでした。
「趣味を仕事にするべきか否か」という命題は盛んに論じられますが、私は趣味じゃないと仕事に出来ないと自分で思っていたので、その思考の下、デュエマを連想し、タカラトミーに入りたいなと漠然と思っていました。デュエマが好きならタカラトミー(販売元)でなく、ウィザーズ(開発元)に入るべきなんですが、ウィザーズは英語が必須のイメージがあったので、妥協したんでしょうね。
この時点で一つ選択肢が減ってるので、勉強は頑張りましょう。

しかし、この選択も漠然としたものだったので、いつの間にかタカラトミーエントリーシートの受付は終わってました。

では、どうしようかとなり(この描写は時系列が正しくないのですが)学校の求人表を見ていたら某エンタメ企業の名前を見つけまして、これだ!となった次第です。(これが今働いている会社なので、ぼかしています。具体的に知りたい人はDMしてきて。)ただ、学校の求人表に載ってこそいましたが、推薦面接ではなく一般面接なので、この選択をすると、高専から就職先する際のアドバンテージは消し飛びます。とはいえ、落ちた瞬間推薦に切り替えて、リカバリーは可能なので、推薦の枠に捕らわれて選択肢を狭めるのではなく、やばくなっても後ろ楯があると思って、1度挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

というわけで、これだ!となったとはいえ即座に決断するものではないので、春休み中を使って親とちょっと相談したり自分で考えたりとしてました。そして、休み明けに就職担当の先生に決めましたと報告に行ったら、既にエントリーシート締切の1週間くらい前だったので、行動が遅いと怒られて早速出鼻を挫かれました。

なんやかんやで、ギリギリでエントリーシートを提出しまして、結果待ちタイム。ただ、受けていた企業は倍率少なくとも100倍はあると推測される企業だったので、一般面接の利点を生かして滑り止めを受けることにしました。滑り止めは推薦でも来てるエンジニア系の仕事にしました。

本命の方の結果が来まして、無事エントリーシート選考突破。次は集団面接とのことでした。先生方に面接練習をして貰いましたが、企業がイレギュラーなこともありどうにも的を得なかったので、滑り止めの方の面接を本命の直前に捩じ込んで実地練習をしました。これは良い判断だったと思います。
滑り止めの方の面接でなに聞かれたかとか全然覚えてないんですが、4対1の面接で他の皆歴戦の大学生で、バイトリーダーとして云々みたいなことを流暢に喋っていて、凄く退屈だった記憶があります。
本命の方の面接では、学生時代一番打ち込んだものについて聞かれて、ずっとコスプレの話をしてたら通りました。あ、滑り止めの方も通りました。

というわけで、2次面接。好きなものについてプレゼンしろというお題だったので、デュエマの話をしました。この面接か次の面接かがテスト期間と被っててちょっとしんどかった記憶があります。
プレゼン資料は友人や先生方に見てもらって、結構推敲しました。これも重要だったと思います。

3次面接もプレゼンでした。面接官の反応が悪かったので、落ちたと思って結果が来るまでの一週間くらい絶望の淵にいました。

この時確か滑り止めの最終も落とされてた時期です。滑り止めの最終面接では、「えー、君。そんな髪型だけど、普通に朝会社に来て、周りの人と一緒に働いて、帰る。そんな自分を想像できる?」とか聞かれて「はぁ。私真面目なんで普通にできます」って答えながらこの会社は駄目だなと思いました。なんか若い企業である!みたいなことをセールスポイントにしてましたが、どこがなんですかね。

んで、三次もなんか通りまして、次が最終面接(社長面接)だと。私はてっきり最終なんか意志確認程度だろうと思って、気軽な気持ちで臨んだら、役員全員集合のガチ面接でびっくりしました。
そうそうたる顔ぶれで、こんな人たちと喋れる機会なんて今後無いだろうなと思ったら、楽しめたので終わった後は手応えありました。

そして、帰りの新幹線で電話かかって来まして無事合格でした。ただ、新幹線はノイズが酷かったので不合格の不だけ聞こえてない説が次の日にもう一度電話かかってくるまで拭えなかったです。

という紆余曲折がありまして、6月末くらいに進路が決まったんですかね。進路が決まったら、卒業するしかなくなるので、後はどうにかなります。

今の仕事は辛いことも多いですが、総合的にみるととても楽しい日々を送れていますし、面接頑張ったお陰で、大学生基準のしかも高めのお給料(具体的には手取り25万+ボーナス60~80万×2くらい)貰えてることもあって、充実しています。何となくで就職先決めた人は辛そうにしている人も少なからずいる印象なので、就職活動くらいは本気を出して頑張ってみてください。人間本気を出せば自分の思ってる以上に出来るもんです。